適切なペットフード包装袋は、中に何を入れるかによって決まります。ドライフード(粒)には、耐油性と酸素バリア性を備えたラミネートを使い、再封できて重量にも耐える丈夫な袋が必要で、通常はフラットボトム袋または四方シール袋が選ばれます。おやつにはチャック付きスタンドパウチが適しており、窓付きにすることも多くあります。フリーズドライフードには、可能な限り高い防湿性と酸素バリア性が必要です。本ガイドでは、要件、形状、構成を順に説明しますので、サプライヤーへ明確に要望を伝える際の参考にしてください。
ペットフードが袋に求めるもの
- 耐油性:ドライフードや多くのおやつは、油脂でコーティングされています。油は紙の表面にシミをつくり、性能の低いフィルムでは染み出し、不十分なラミネートを侵すことがあるため、内層と接着剤が油に耐えられなければなりません。
- 酸素バリア性:その油脂は酸素に触れると酸敗し、ペットは鮮度の落ちたフードにすぐ気づきます。バリアは、ペットフードの強いにおいを袋の中に閉じ込める役割も果たします。
- 耐突き刺し性:ドライフードの硬い角、骨、デンタルガムは、充填、積み重ね、輸送の際にフィルムを内側から押します。
- 再封性:ペットフードの袋は、数週間にわたって毎日開け閉めされます。信頼できるチャックまたはスライダーが求められます。
- 耐荷重:大袋にはかなりの重量がかかります。シール部、ガゼット、持ち手は、落下や手荒な取り扱いに耐えなければなりません。
- 防湿性:カリカリした食感のおやつには不可欠であり、フリーズドライ製品では決定的に重要です。
製品タイプ別の要件
ドライフード
ドライフードには、油脂、重量、鋭い角という要素が重なります。小・中型の袋では一般的にPET/AL/PEまたはPET/VMPET/PEを使い、PEシーラントは充填量に見合った厚みにします。大袋では通常、耐落下性のためにナイロン層を加えるか、シーラントを厚くします。フラットボトム袋や四方シール袋の形状であれば、棚でもご家庭でも袋が自立します。当社のチャック付きフラットボトムペットフード袋はPET/AL/PEラミネートを採用し、高い遮光性と酸素バリア性を備えています。
おやつ・ガム類
おやつは小容量パックで販売され、衝動買いされることが多く、窓から中身を見せることもよくあります。チャック付きスタンドパウチが標準的な形状で、フックに吊るして陳列する場合は吊り下げ穴を付けます。ソフトタイプ・半生タイプのおやつは、食感を保つために良好な防湿性と酸素バリア性が必要です。硬いガム、骨、スティックには耐突き刺し性が必要なため、ナイロン層を加える価値があります。
フリーズドライフード・エアドライフード
フリーズドライフードは非常に乾燥していて、軽く、壊れやすく、高価であり、空気に触れるとすぐに湿気を吸います。PET/AL/PEのようなハイバリアのアルミ箔構成に、しっかり噛み合うチャックを組み合わせるのが適切で、窓は避けるか、小さくとどめるべきです。フラットボトムの形状は、壊れやすい中身を押しつぶしからある程度守り、高価格帯の商品イメージにも合います。
ウェットフード
包装後に殺菌するウェットフードは、別のカテゴリーです。殺菌工程に耐えるPET/NY/AL/RCPPなどの構成でつくられたレトルトパウチが必要です。
ペットフード包装袋の形状と構成
| 製品 | 主なリスク | 適した形状 | 代表的な構成 |
|---|---|---|---|
| ドライフード | 油、酸敗、重量、突き刺し | チャックまたはスライダー付きのフラットボトム袋、四方シール袋 | PET/AL/PEまたはPET/VMPET/PE。大袋はシーラントを厚くするかナイロンを追加 |
| おやつ・ガム類 | 酸素、湿気、硬い中身による突き刺し | チャック付きスタンドパウチ(窓は選択可) | PET/VMPET/PE、窓付きはPET/PE。鋭いガム類にはナイロンを追加 |
| フリーズドライフード | 吸湿、酸化、押しつぶし | 密閉性の高いチャック付きのフラットボトム袋またはスタンドパウチ | PET/AL/PE |
| ウェットフード | 殺菌時の熱、漏れ | レトルトパウチ(平袋またはスタンドタイプ) | PET/NY/AL/RCPP |
| サンプル・個包装のおやつ | 1パックあたりのコスト | 三方シール袋 | PET/VMPET/PEまたはPET/AL/PE |
ナチュラルな外観を出すために、クラフト紙ラミネートも使われます。紙だけでは耐油性も酸素バリア性もないため、ペットフードには内層にアルミ箔またはアルミ蒸着フィルムを備えたクラフト紙構成をお選びください。また、プラスチックに貼り合わせた紙やアルミ箔は容易にはリサイクルできない点にもご留意ください。
窓付きか、全面アルミ箔か
窓は商品の販売を後押しします。購入者はおやつの形、色、大きさを見たいと考えており、中身が見えることは信頼につながります。その代償は保護性能です。窓の部分は透明フィルムのため、周囲のアルミ箔やアルミ蒸着の部分よりバリア性が低く、光も内容物に届きます。油分の多い製品では、窓の内側が油で汚れて見た目を損なうこともあります。
実用的な折衷案は次のとおりです。
- 窓は小さくし、内容物が溜まる位置に配置して、空のヘッドスペースが見えないようにします。
- 回転の速いおやつには窓付きスタンドパウチを、流通経路の長い商品には全面アルミ箔を使います。
- 製品全体を見せつつ、前面にはアルミ箔への印刷を施したい場合は、片面が純アルミ箔、もう片面が透明の片面透明アルミ箔袋をご検討ください。
- ドライフードとフリーズドライフードには全面アルミ箔を使い、中身は写真で見せます。
耐荷重、シール、チャック
重い袋の強度は、シーラントの厚み、シール幅、ガゼットの構造、そして必要に応じたナイロン層によって決まります。生産を承認する前にサンプルを取り寄せ、実際の製品を実際の重量で充填して落下試験を行ってください。大袋には、打ち抜きの持ち手や後付けの持ち手を設けることができます。再封については、小・中型の袋には押して閉じるチャックが適しており、大袋ではスライダーやポケットジッパーのほうが使いやすくなります。
印刷に関する検討事項
- 写真の品質:ペットフードのパッケージは、動物や原材料の写真が重要な役割を担います。グラビア印刷は、ロングランでも写真画像を安定して再現できます。
- シリーズ展開の計画:色ごとに専用のシリンダー(版)が必要です。フレーバー間で背景を共通にし、1~2つの要素だけを変える設計にすれば、シリーズ全体でシリンダーを共用でき、版代を抑えられます。
- 白インキ:アルミ箔やアルミ蒸着フィルムでは、メタリックではなく不透明な発色にしたい部分に、色の下地として白を印刷します。
- 情報表示面:原材料、成分値、給与量の目安、多言語表記にはスペースが必要です。ここではサイドガゼットが役立ちます。バーコードは折り目を避けて平らな面に配置し、日付とロット番号の印字用に空白部分を残してください。
- 仕上げ:マットフィルムに部分的なグロスを組み合わせるのが、高級感を出す一般的な手法です。
瑞雄包装(Ruixiong Packaging)は1~10色の印刷に対応し、印刷、ラミネート、製袋を東莞の自社工場で一貫して行っています。お客様のシリンダーは保管しますので、リピート注文を迅速に進められます。
よくあるご質問
ドッグフードやキャットフードのドライフード用袋に最適な材質は何ですか。
唯一の正解はありませんが、PET/AL/PEがハイバリアの一般的な選択肢で、PET/VMPET/PEは回転の速い商品向けの低コストな選択肢です。大袋では、強度を確保するために、より厚いシーラントまたはナイロン層が必要です。
ペットフードの袋に窓を付けることはできますか。
はい、おやつには効果的です。油分の多いドライフードやフリーズドライフードでは、窓によって遮光性と酸素バリア性が低下するため、ほとんどのブランドは全面アルミ箔か、ごく小さな窓を選んでいます。
食品接触に関する試験報告書は提供してもらえますか。
はい。瑞雄包装は、ご要望に応じて、FDA食品接触試験報告書などの第三者機関による試験報告書をご提供できます。適切な書類をご用意するため、販売先の市場をお知らせください。
製品の種類、充填量、販売先の市場をお知らせいただければ、形状と構成をご提案し、サンプルを製作のうえ、見積をお出しします。ペットフード製品のご相談は、瑞雄包装へお問い合わせください。